地理空間情報は、自然の地形や人口構造物等の地物を表現した地図、及び自然環境や産業環境等の人々の生活に影響を与える地域的、社会的な構造としての地理、更にこれらの性質や特徴としての属性情報を併せ持ち、この地理空間情報を管理する地理情報システムにより私たちの生活空間や居住空間上での多くの問題を解決します。
正射投影写真(オルソフォト)は、中心投影の空中写真から、写真上の像の位置ズレを補正する正射変換を行い、標高0mに投影した写真データで、地物を詳細に捉えている最も情報量の多いデータとなり地理情報システムの背景図等で用いることでその効果が期待できます。
地形図は、地物としての地形や人工構造物に地理的な情報を加えて作成しますが、その公共インフラ整備に利用する場合は地図情報レベル500に基づく地形測量により、また、都市計画等で用いる場合は、地図情報レベル2500に基づいて空中写真測量により作成します。
地図情報レベル2500の地形図は、地理空間情報におけるベースマップとして利用されることになります。
地番図は、登記所における14条地図と地形図等に合わせてデフォルメした公図をシームレスに接続した図で、地籍調査を実施するまでの間は、土地の位置や形状を示す上で最も適切な図面になります。
地理空間情報におけるベースマップとして、地形図と並ぶ重要な図面になります。
地理的要素には、地形や気候、生態系、土地利用、人口分布、文化的特徴等があるなかで、当社では、道路台帳や河川台帳等の構造化要素を始め、都市計画法上の要素、上水道、下水道、農地の管理要素、ハザードマップ等の防災要素の他、自治体支援情報等を扱っています。
属性要素は、地理的要素に対する性質や特徴であり、私たちの生活空間や居住空間における、更に自然環境や産業環境における夫々の要素の情報を蓄積し、これらの情報に基づく空間解析により種々の問題解決を図ることになります。