地理情報システム(GIS:Geographic Information System)は、地理的位置を手掛かりに、位置に関する情報を持ったデータ(空間データ)を総合的に管理・加工し、視覚的に表示し、高度な分析や迅速な判断を可能にする技術とされています。当社の地理情報システムは、地理情報を管理・表示するための地理情報エンジンと、業務支援アプリケーションで構成され、何れも自社開発しています。基本システムはGoogleマップや地理院地図と同様の真球メルカトルをサポートし、更に本来のメルカトルの他、平面直角座標系としてUTM、19座標系を夫々サポートしています。業務アプリケーションは、道路や河川、公園等の公共インフラを管理するシステムの他に自治体の業務支援を目的としたシステムを開発し提供しています。
道路台帳管理システムは、県道や市道の道路施設構造物の管理を目的とし、背景として都市計画図やオルソ写真、地番図等が利用できる他、災害状況を重ねることで被害状況等の把握を可能にします。
河川台帳管理システムは、河川施設、水利施設、占用施設の管理を目的とし、背景として都市計画図やオルソ写真、地番図等が利用できる他、災害状況を重ねることで被害状況等の把握を可能にします。
公園台帳管理システムは、公園管理業務で必要となる公園全般の施設情報の管理機能を有し業務の効率化を図っています。
システムで管理する情報(台帳)には、維持管理に関連する「公園」「施設」「植栽」「土地」、公園利用に関連する「修繕」「点検」 、住民利用に関連する「許可」「苦情」計画的利用に関連する「長寿命化計画」 を網羅し、何れの機能も地図と関連付けられています。
また、システムは市の基幹ネットワーク上にて運用されるWeb型(ネットワーク型)システムです。
地籍調査支援システムは、地番図情報の管理、登記情報の管理、復元案作成支援、境界立会管理、地籍図・地籍簿作成支援機能で構成しWeb上での利用を可能にします。
特長として、都市部における地籍調査支援機能を強化しています。
システムは、県内(五井市原・五井姉崎・千葉・房総臨海・北総の各地区に係る)に於ける工業用水道施設の維持管理、工業用水の供給及び房総臨海地区工業用水道事業に係る施設(排水管等)の施工状況、土地その他不動産の取得等に関する資料の管理機能を提供します。
また、システムは、ネットワーク(クライアント/システム)形式であり、サーバーを介し複数で同時運用可能なシステムです。